昨日は午後うちから車で三十分弱の小さな温泉郷へ行きました。
畑が続く細い道をどんどんどんどん登っていきます。
ぽつぽつ見える家並みはみんな古い日本家屋。
今は小諸市のお隣佐久市と合併してしまいましたが
昔は「望月町」と呼ばれて独自の文化、風俗がありました。
望月のガイドブックには
「旅人に微笑む石仏たち。
過ぎ去った日々の面影が息づく中山道の町。
そして山里に沸き出でる湯は心も体も癒してくれる。」
と書いてあります。
私たちが行ったのは
蓼科山麓の北麓に広がる、風趣豊かな地に湧く「春日温泉」
「美人の湯」
と呼ばれているだけあって
温泉の質はHUCKLEBERRYちゃんが
(つ´∀`)つ「バカすげえ。」
と言うほどです。
シャワーを体に掛けて、そのお湯を撫でるだけで
つるっつる。
自分の肌がもちもちのつるつるになってることを確認しながら
もうほとんど全ての葉を落として
冬眠体制に入ろうとしている目前の木々と山々を
小さな露天風呂から眺めていると
じわじわ脳細胞が「怠惰」の方向へ汚染されていきますが
いいのです。おやすみなので。
温泉から上がって売店に行くと
イチゴ牛乳を飲みながら
真剣に何かに見入っているHUCKLEBERRY氏の姿が。
ドラエモンがドラヤキを持って
「I`m glad you like this!」
(キミがドラヤキ好きでボクは嬉しいよ)
と言っているエプロンを
(つ´∀`)つ「pretty 欲しい」
(ボク・・・ちょっと欲しいんだけど・・・)
などと呟くので早々に退去させ、お目当てのレストランへ走りだしました。
びっくりしたのは数日前に降った雪が解けずに残っていて
もう道が真っ白になってる箇所が何箇所もあったこと。
おそるべし。
「職人館」というその蕎麦レストランは
古い農家住宅を改修して地元産の蕎麦粉を使い、
地元産の旬の無農薬野菜しか使わない、
科学調味味料等は一切使わないこだわりのお店だと
何度も聞いていたし、本でも読んでいたのでずっと前から行ってみたかったのですが
遂に念願叶いました。
私たちは囲炉裏の席。
店内は和風なんだけどモダンでシックな感じ。
場所は少しわかりにくくて、そしてアクセスはとても悪いので
こんなとこで商売するって・・・。
といつものように考えてしまう私ですが
お昼時でお休みだったこともあるのでしょうが
駐車場満杯だし・・・・・!!!
( ノ゚Д゚)がーん。
こんでるじゃねえか・・・。
お店の中は賑やかでした。
本を何冊も出したりしてるオーナーだし
きっといろんな雑誌に紹介されたりもしてるだろうから
有名なんですね。
そうすればこんな辺鄙なところでも商売として成り立つんだよなあと
いつものように感心。
HUCKLEBERRYちゃんは言葉わからずともオーナーの心意気
に感服したようで「思いを形にしてるって感じの店だね。」
と言ってました。
その帰り道私はぼんやりともし自分が何か新しいビジネスを始めるとしたら
どんなことができるだろう・・・とか考えていたのですが
(すぐ感化される恐ろしい性格で困る)
有名な放し飼いの卵を売ってるお店があって
そこで私はシュークリームを
HUCKLEBERRYちゃんは「牛乳ソフト」を食べたのですが
お店の中央に大きなテーブルがあっていろんな種類の卵が売っているのです。
そのうちのひとつ、手編みのかごの中に
烏骨鶏の卵が420円で売られており、
もちろんHUCKLBEERRYちゃんは
(つ´∀`)つ「どうして?どうしてどうして?
あの卵はブリトニースピアーズ的な雌鳥
(セレブっていいたい)から
生まれたの?
それか、体にルイビトンのマークがついてるの?」
とか聞いてきましたが
「ちがうよ。あれはウコッケイって言って
特別な鳥だから高いんだよ。
でもそれ以上は私も良く知らないから
あまり聞かないでください。」
とサラっと答えました。
その後
しばらく黙っていたHUCKLEBERRYちゃんですが
(つ´∀`)つ「ねえねえDAISYちゃん。ボクに考えがある。」
と。
(つ´∀`)つ「ボクはね、あのレストランに行った後、
もし自分が何かビジネスを
始めるとしたら何をするか考えていたんだけどわかった。」
「ウコッケイを飼って卵を420円で売ればいいんだよ。そうすればボクたち二人はリッチだよ。ボクがちゃんとお世話して話もできるようになるから・・・。」
私はウコッケイのことを「スペシャル シークレット チキン」
だから高いんだよ。
と言ったので
そのアイディアの後
ブルーハーツの「キスしてほしい」
のメロディにあわせて
(つ´∀`)つ「ヒミツ トリ ホシイ ヒミツトリホシイ ヒミツトリ ホシイ。
オウイエー!!!」
と歌いだしたので困りました。
何かもっと違うこと書こうとしたのに全然違う話になりました。
寒くて寒いDIASYさんの日曜朝でした。