こちらは後半です。前半を読んでいない方は一つ下の記事からドウゾ。
初の座禅体験後、あまりにも雑念に捕らわれすぎな自分に
驚きを隠しきれないDAISYさん。
雑念というか、もちろん雑念なんだけど考えていたことが
割と研ぎ澄まされていたような気もしてちょっと怖かった。
(なんじゃそりゃ)
私のほかの三人はどうだったのでしょうか。
HUCKLEBERRYちゃんは一人でよく瞑想しているし
ふんどし君は言うに及ばず、静岡のお寺まで
週末二泊三日の修行に行ったアメリカ人J君もきっと
私のように
(推定年齢)35歳のDAISYさんが満面の笑みで
子どもたちが園庭ではだしで竹馬乗ってるところを見ている情景など
思い浮かべていないでしょう。
まちがいない!
でも何かうまく説明できないんだけど
長野の田舎で、この小さな四畳半の畳の部屋で
頭をまっすぐ天に向けようと集中して背筋を伸ばした
三十分間、私のほかに海を渡ってきた三人の(変)人。
何か、人生の中で何かが始まったような気がしたんですよ。
私は。うまく本当に説明できないのですけれども。
そんな風にうごめく私の雑念及び新たな感覚の出現に
戸惑っているとふんどし君に感想を聞かれたので
( ´_ゝ`)「三十分は長いねえ。私はずっと竹の家具を作ることを考えていたよ。」
と正直に答えたらHUCKLEBERRYちゃんが
普段からタレている目のほかに 眉毛も下げて非常に残念そうな顔をしておりました。
先ほどまであまりにリアルに目の前に迫ってきていた想念を
すぐに消し去ることができずに(例、掘った竹の子で炊いたおこわの色と匂い)
思考のかたすみに保存してみんなと温泉に。
昨日行った温泉は軽井沢の有名リゾートの温泉。
きれいな温泉です。
駐車場から歩く道は、色づいたもみじでちりばめられて、三日月がその上から
照らして、風情がありました。
みんなの息が白くて
冬が近付いているなあと体で感じました。
露天風呂で星を見上げている時
またさっきまで考えていたことが蘇ってきて
私は本当に竹が好きなんだなあ・・・・。
というその事実に愕然としました。
何か自分でもコメントできないんですけど、その事実に・・・。
でも何か、いつもそうやってじっくり一人で考えたりする時間って
なかったからぼやけていたものが見えたのかなあって考えると
素晴らしいなあとも思う。
私は今回は竹のことしか考えられなかったけど(後竹のお箸を作った後の、花で作る箸置きのこととか)
ふんどし君は回数を重ねていくうちに、「何も考えないこと」を「考える」ことに集中できるようになるよ、と言っていましたがなれるのでしょうか・・。
お風呂から上がったら軽井沢ビールをいっぱい流し込んで帰りの途についたのですが
車中で
J君突然
「DAISYちゃん、「シコる」と「コスる」の違いは何?」
と。
し・・・・
下・・・・!!!!
あなたさっきまでショーボーゲンゾーがなんとかとかコーボータイシがなんとか
とか言ってなかったっけ?
「えっとね、「コスる」っていうのはね、他の意味としても使うわけ。でもね・・・。」
などと怪しい説明をしながら夜は更けていったのです。
(なんかこどもたちに色々そういうことを言われて不思議だった様です。)
無我の境地は果てしなく遠いようです。
ふんどし君がこの本貸してくれた。
週末はお休みだから明日は何とかがんばる気力のDAISYでした。
おやすみ。