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花まる日和。

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受難ーその2-

KAI様昨日は一ヶ月検診でした。
体の発育は問題なし。

鬱の症状が出始めて、母乳をあげるのがものすごく大変になってしまって
その上、服薬もするのでもう母乳はやめて
ミルク一本にした私。

始めはそれもすごい罪悪感でしたが
もう、できることをできるようにやるしかないので
しょうがないことはしょうがないと割り切って
受け入れてやっていくことにしました。

「ミルクだけだとアホちんになるとかそんなことはないからね。大丈夫さ。」
と小児科の先生に言われて
HUCKLEBERRY氏は粉ミルク育ちなので
はっきりアホちんにはならないという結果が出ているので
「そうだよね、そうそう。」
と思って病院を後にしました。
それにしても総合病院はいついっても混んでいて
時間がかかって大変だ・・。


その後KAI様はおばあちゃんに見てもらって
私は心療内科へ。
今回は心理テストがありました。
私の今の精神の状況を知るためのテストです。

一つ目は抽象的な絵を見せられて
それについて私の感じた印象を述べるもの。
二つ目は10秒間図形を見せられて
それを紙に書き写すというもの。
三つ目は
「あ」のつく言葉を一分間で思いつくだけいうというもの。

一つ目の絵に関してのテストはすぐに結果がわかるようなものではないのだけれど
二つ目の図形を書き写すものに関しては問題なくでき、
集中力の持続に関してはいまのところ問題なしと言われました。

次の「あ」のつく言葉ですが

あ・・・
「あ」か・・・
と思ってとっさに出てきた言葉は

「アメリカ合衆国」
「アフガニスタン」
「アイルランド」
「アイスランド」
「アゼルバイジャン」
「アンゴラ」
「アルバニア」
「アルメニア」
「アウシュビッツ」
「アムステルダム」

などと世界の国名や地名でした。

先生が目をまん丸にしてたのが印象的でした。
旅行マニア、世界地図見るのマニアですみません。
この人なんだろうと思われたでしょう・・・。

でも、気分が沈んで鬱状態のときにはしゃべるのが難しくなり
単語を口に出して言うのが困難になるそうで
私はそれなりの数の単語を言うことができたので
気持ちの状態も落ち着いているということができるようです。

その後診察をしてもう二週間同じ薬を服用して
様子を見ることになりました。

薬を飲んでいるからか、飲んでいるという安心感からか、
(多分両方)
私の症状は落ち着いており
あの黒くて暗くて恐ろしい気持ちには
薬を飲み始めてからはなっていません。

このままどこか遠くへ行ってくれればいいのですが
私の今までの人生のいろんなストレスや心配事
などが全部色々起因しているらしいので
そう簡単に治るものでもきっとないのでしょう。

人間の心ってどこまで奥深くて
どこまで自分自身でも知ることができるのか
今回考えて怖くなったり、逃げたくなったりしました。

私は他の鬱病のことはなにもわかりませんが
「産後」に起こる、
この、何もかも捨てて逃げてしまいたい
もう自分には何もできない
という絶望感が襲ってくる
鬱に関しては
「守るべき小さな命」がすべて自分の肩に、
自分の責任においてそこにあるという重圧ですね
逃げようと思っても逃げられない
取り消そうと思っても取り消せない
それがもうすごい大きな闇というか恐怖になって
襲いかかってくるのです。

私はその絶望感に襲われて恐ろしくなって
ちょっと変になってしまうまで
症状が出てから(すごい緊張感と不安感)
数日かかりました。
でもその間もずっと誰かに相談していたし、
気持ちを爆発させていたし
我慢はしていませんでした。
自分の身に起こっていることが怖くてずっと泣いていました。

でもね、すごく我慢してしまう人が多いのだそうです。
自分の赤ちゃんが可愛いと思えなくなっても
もう自分ではできないと思っても、
誰にも言えずに我慢してしまう人がいるんだそうです。

簡単じゃないことは本当にわかります。
でも、でも、
自分の心が本当にひどく痛んでしまう前に、
なんとかそのことを人に話してほしい。
自分の家族に話せなかったら
育児相談でも何でもいいから誰かに電話して
「助けて。」
と言ってほしい。
苦しんでいる人がいたら
私が心からエールをおくります。
エールと言っても
「がんばって」
ではなくて
「がんばらないで。」
と。

我慢が美徳の日本人。
特に女の人は今でも耐えて、忍んでしまう習性が
残っているのは否めないでしょう。

こんなこと他人に言えない・・
できないなんて母親失格なんじゃ・・・

どうかそんな風に思わないで。
一人で苦しみを抱えないで。
心の闇と向き合わないで。

もしも、出産後に苦しんでいるママがこのブログを読むことが
あったら、どうかどうか
助けを求めてください。

私もそうだったよ。
だから、一緒に、がんばらないで、
できることだけ、ゆっくりやっていこうよ。
私も同じように苦しかったよ。

できないことはほっぽりだしてバイバイしよう。
難しいけど。
私もいろんなことを諦めて、
後ろに置いて、
前を向こうと試みています。


DAISY
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by liar-basho | 2010-04-29 18:10 | 母ちゃんになったよ

受難ープロローグー

ひっそりと久しぶりに更新、雨の夜にDAISYです。
こんばんは。

重いタイトル。
そーです。

更新が途切れていた間、色々なことがありました。
明日、KAI様は一カ月検診。

生まれてひと月。
このブログを読んでくださっている皆様と同じように
私にも同じだけの時間が流れました。

でも、それは今まで私が経験してきた

「時間」「時の流れ」

とは類を異にするものでした。
自分の様子がおかしいことに気がついたのは
KAI様生後二週目。

不眠から始まり、極度の緊張と不安の波が体をかき回すようになり
その波の訪れの頻度が高くなり、
引いて行くのが遅くなり・・・
自分が自分でなくなってしまうような
常に闇の中から大きくて恐ろしいものに
操られているような、
そして更にはその闇に飲み込まれてしまいそうになったときには
もう、自分ではKAI様のお世話ができなくなっていました。

「産後うつ」
と心療内科で診断されて、
睡眠薬と抗うつ剤を処方されました。
それを飲み始めて今日で一週間。

心も体も落ち着いてきました。
自分では乗り越えたと思っていた
出産時の体験は
私が思っていた以上に
心身に様々な影響を及ぼしていたようです。

あの恐怖の体験が引き金となって
今回心のバランスを崩すことになってしまった私。

新しい命をこの世に送り出してから今日までの一カ月
人間の命のことを色々考える機会がありました。
通り過ぎて行った辛かった気持ち、出来事、
思い出すだけで怖くて
またあの気持ちが戻ってきたらどうしようというのが
今の私の一番の心配事です。

今は薬で抑えられている症状が、
何かの拍子で大きくなって私にぶつかってきたら
私は受け止められるのだろうかと
考えると動悸がします。

難産になったことも鬱病になってしまったことも
まったく予想できなかったし、もちろん望んでもいなかったことだけれど
でも、この苦難を受けて、そしてそれはきっと
意味のあることなのだろうと思います。


私は今まで、教育や福祉に携わる仕事をいつもしてきて
いつも、人と関わっていて、
その人たちは誰かの助けが必要で、
私はその人たちを助けてたのだと思っていて。

今回自分が心の病気になって、それが一時的なものでも
こんなにも怖くて辛いのに
それを一生のものとして受け入れて
その辛さと共に歩まなければならなかったり
決して治らない重い重いものを背負って
生きていかなければならなかったりする人々のことを
本当に何も分かっていなかったのだと思いました。
それを知りました。

人生、いろいろです。
いろいろですね。ほんと。

私にとって気持ちを吐露することは
良いストレス解消なので
これから又、時間のあるときに
私の身に起きたこと、感じたこと、考えたこと
書いていきたいと思います。

DAISY




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パパとお風呂。
お風呂大好きKAI様。
そしてこの写真をブログ載せたことがバレたら怒られるけど
又勝手に載せたわたくしです。
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by liar-basho | 2010-04-27 20:43 | 母ちゃんになったよ

すいみんすいみんすいみんすいみん

すいみんぶそく!

なため、しばらくブログ更新が滞ると思います。
楽しみにしてくれている方もいるのに残念ですがすみません。

ぽつりぽつりと余裕のあるときに少しずつ更新しようと思います。
では!
DAISY
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by liar-basho | 2010-04-15 08:54 | 母ちゃんになったよ

助産院ノススメ。

前回更新時のてんぱった文章にも顕著なように
かなーりうつ状態だった私。
授乳しても授乳しても癇癪をおこして一日中泣き叫ぶKAI様を前に
途方に暮れていました。

夜はあまりにも辛いのでミルクをあげて
KAI様はよくねていたのに
ミルクをあげてしまった罪悪感から眠れなくなる私。

もう明日からすべてを捨てて授乳一筋に生きよう。
母乳で頑張ろう、
でも無理かもあーどうしよう。
こんな日々が続くなんて耐えられない
でも母ちゃんは私ひとりなんだからとにかく頑張らなきゃ
逃げられないんだ、KAI君はそこにいるのだから。

パソコンいじるのもやめよう。
四年も続けてきた大好きなブログ更新も
ストレスになるのだったら更新を一時停止しよう
とかそこまで考えてました。

いろーんなことをとにかくネガティブにぐるぐる考えて結局眠れませんでした。

でも、助産院の助産師さんのところに相談に行って

「まだ退院して一週間、そして病院にいるときはミルクしか
飲んでなかったんだから、急に全部母乳に変えようなんて無理よ。
ミルクを使うことに罪悪感なんて感じちゃだめ。
あなたの生活だってあるんだから。
足りなかったら足してあげればいいのよ。
母乳はそのうち足りてくるから大丈夫!」

と言ってもらって
ほんとーにほんとーに救われました。
本当に母乳育児ノイローゼの一歩手前になっていたと思います。
何で私いつからこんなに神経質になってしまったんだろうなー。

HUCKLEBERRY氏がKAI様とお話ししてるのを見てるだけで
もわーっと体の奥から涙がわいてくるし
KAI様を抱っこして童謡を歌ってると
その歌詞に共感したり感動したりして
鼻の奥がツーンとして涙がわいてくるし。
(大きな古時計、入り込むと泣けるんですよ。これ)

ウツになったり、
ハッピーだったり悲しかったり
おこったり、がっかりしたり
弱気になったり弱気になったり。(←決して強気になれないDAISY)

おーこれも全部ホルモンのせいなのか。
まったく嫌になってしまいます。

それにしても!
私の行っている助産院の助産師さんは本当にいい人で
私なんて助産院で最後までお産しなかったのに
一ヶ月検診までは母乳相談や育児の悩みなどの相談を
無料で受けてもらっています。
昨日行ってそしたら

「一ヶ月検診まで毎週来ればいいじゃない。
そして体重測れば安心できるでしょ。」
と言って忙しいのに空いてる時間に二回も予約を入れてくれました。

もし何かの拍子で
初産婦さんで、
悩んでいて、
だれにも相談できないでいる人が
このブログの更新を見ることがあったら
勇気を出して
近所の助産院に電話を一本してみてほしいなと思います。
そして
「私辛いんです。わからないんです。困ってるんです。」
と気持ちを解放してほしいなと思います。

協力してくれる人がいる私でも
孤独な中の子育てって追いつめられるんだろうなって
本当によくわかります。

一人で悩まないで、誰かに助けを求めてほしいなと思います。
そして、新米ママには助産院の助産師さんの
言葉は本当に救いになると思います。


さて、今日からHUCKLEBERRY氏はお仕事、

私は家にKAI様と二人っきりです。
どうしようドキドキしちゃうけど
頑張ろうと思います。


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DAISY
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by liar-basho | 2010-04-12 12:40 | 母ちゃんになったよ

眠たいよーー!!

おおー眠い!!
(前回のデジャブ)

今日は一日母乳でなんとか頑張ろうと決心して朝から母乳を上げ続けました。

朝の七時から夜の八時まで。
昼寝、一回だけ一時間。
後の時間はずーーっと起きて、15分から30分おきに
おっぱい吸っていました。
それでも全然満足する気配のないKAI様。
私のおっぱいの分泌量が全然足りないのでしょうか。

二時間おきとか、昼寝から起きて授乳とかそーゆー感じではないのです。
もーずーーーっとただひたすら一日中、授乳。
ずっとおなかすいたよーって泣くのです。
もう途方に暮れてこっちが泣きたくなりました。

こんなもんなんでしょうか。
一回の授乳で10分はおっぱいあげています。
その間はとっても静か。
そして飲み終わった後の15分くらいも静か。
七時から夜の八時までの間に10回以上は片方の乳首で授乳していると思います。

今度こそ・・・寝てくれるかな・・という
淡い希望を抱いているとそれは

「ッギャース。」
という泣き声で破られます。
ご飯食べる時間とか本当にありません。

もう私の亀裂の入った乳首さんたちはまったく休むことを
許されず一日中フル稼働して、その代わりに強くなったのか
だいぶ痛くなくなりました。

しかし一日中キツい姿勢で授乳していたため
私の体はもう限界。
さっき泣き叫ぶKAI様にもう
「勘弁して・・」
と言いながらミルクをあげてしまいました。

でもまだ寝ないで起きてます。
母ちゃんがこんなに眠たいのに
KAIさまは昼寝も全然しないで大丈夫なんでしょうか。

とゆーわけで明日授乳相談に助産院の助産師さんのところへいってきます。
あー意識が朦朧としている。
夢の世界へ旅立っていきたい・・・けど行けない・・・。

明日でHUCKLEBERRY氏のパタニティリーブも終わり。
泣き叫ぶ小さなKAI様と二人きり、
大丈夫だろうか・・。
不安です。


今面白くも何ともない授乳の話でごめんなさい・・。
寝てないので余裕のないDAISYでした。

おやすみなさーい。(←希望的観測)
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by liar-basho | 2010-04-10 20:43 | 母ちゃんになったよ

キレツー。

おおー眠い!!

赤ちゃんいるって感じですね。これからしばらく
ずっとこうやって慢性的な寝不足が続くわけですね。(やだなあ)

KAI様昼間のほうがよく寝ます。
困ったなー。

そして病院にいたときに私の母乳をあげられなかったので
すっかり母乳嫌いになってしまっていたKAI様ですが
やっと少しずつですが私のおっぱいを吸ってくれるようになりました。


ですが今度は私の乳首に問題勃発。
調べてみると乳頭亀裂
という症状です。
読んで字のごとく乳頭が割れて亀裂が入ってしまうのですが
そこを赤ちゃんに力いっぱい吸われるのだからこれはもう
飛び上がってしまうほど痛いのです。

妊娠後期の「恥骨痛」も痛くて字面がいやだなーなどと
ぼやいていた私ですが
「乳頭亀裂」のほうがはるかに痛くてはるかに嫌な言葉だな
と発見した今日この頃なのです。
いや痛いんだよ、本当にまじで。

がまんして地団太踏みながらがんばっていますが
どうしても母乳が足りなそうな時少しミルクを足すと
ものすごーく嬉しそうにゴックンゴックン飲むので
ちょっとメゲそうになりますね・・・。
最初が肝心なんだから頑張らなきゃ。
と燃えるように痛い乳首を抱えたDAISY母ちゃんは今日も奮闘中です。
母ちゃんになるって痛いことばっかりだよ。



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新生児から使えるだっこひもで抱っこ。
でもまだ小さすぎるらしい・・。
これで抱っこして童謡を歌ってます。
HUCKLEBERRY氏は「おもちゃのチャチャチャ」が気に入ったらしく
私が歌ってると
(つ´∀`)つ「アンコール」
と言ってきます。


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赤ちゃん友達が遊びに来てくれました。
KAIさまは熟睡中で見向きもせず・・・。
もう少し大きくなったら一緒に公園に遊びに行こうね。
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by liar-basho | 2010-04-09 13:35 | 母ちゃんになったよ

花の降る日に。最終話。

医療処置が必要だった私たちの赤ちゃん、
入院手続きなどもして、
とにかく心配要素が消えるまで
経過観察ということになっていたのですが
幸い経過はとてもよく
入院生活三日目には保育器から外へ出ることができ、

「多分お母さんと一緒の退院は無理でしょうね。」
と言われていたにも関わらず
すべての検査に於いて問題なし、
異常なし、

「普通の子と全く同じに育ててください。」

という小児科の先生の言葉の後に
私と一緒の日に無事退院することができました。
出産時には色々とトラブルがあって
赤ちゃんの体にものすごく負担がかかってしまったと思うのですが
頑張ってそれらを乗り越えてくれました。

私は赤ちゃんの退院が伸びることは覚悟していて
毎日数時間だけでも彼を見るたびに
病院に通うつもりだったのですが
この小さな小さなからだで
一生懸命悪い者たちと戦って
頑張った私の赤ちゃんが
本当に誇らしくて、最高の気分でした。

出産翌日、HUCKLEBRRY氏が
命名の用紙を持って病院にやってきました。





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じゃーん!

筆で頑張って書きました。
そうです。
我が家の長男の名前は「海(カイ)」
に決定。

英語でも日本語でも発音しやすくてー
私たちは海を越えてであってー
海は広いな大きいなー
とか色々あるのですが

私は以前このブログの更新でも書いたことがあるのですが

この詩
が大好きで、
ここに出てくるKAIという名前がすごく素敵だなーと強く思ったのがあります。

新しく生まれた命の周りで大人たちが幸せに包まれ、
その命を守ることを全身で感じながら
月の光に照らされているそんな光景が
本当に美しいなーと思って。

私たちもそーゆー風に
「もうこの家から離れない」
「一生この命をまもってゆく」
「共に生きてゆく」
「助け合ってゆく」
そんな家族になりたいなーと思って。


大好きな名前です。
なので次回から赤様改めKAI様表記でいこうと思います。

HUCKLEBERRY氏は
「KA-Iくーん。」
と一オクターブ高い声でいつも彼の名前をよんでいます。
私は
「カイカイ。」
と呼んでます。
大きくなったら絶対
「かーちゃんその呼び方やめてくんない。」
と言われると思うので今のうちに呼んでおこうと思っているのです。


とにかくいろんなことがあった私の初めてのお産。
ただもう無我夢中でした。
KAI様が今私の隣で、
すやすやと規則正しい寝息を立てていることが
本当に幸せで、恵みだと思います。

退院の日、病院に迎えに来てくれた母親の車の中から
出産翌日に見たように
桜の花びらが風に吹かれて舞ってるのが見えました。

そして腕の中の新しい家族の一員を見つめながら
私は、毎年、この桜が舞い散る季節には
この新しい命の誕生とそのドラマを思い出すのだろう
と思ったのでした。



ー出産体験記、花の降る日に。終わりーーーー





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お手伝いに来てくれた母親も帰り、
今日からはいよいよHUCKLEBERRY氏とKAI様と
三人です。

(つ´∀`)つ「パタニテイーリーブ」
と言って今週一週間はHUCKLEBERRY氏は
お仕事お休みです。
(給料でないけどね。・゚・(ノД`)・゚・。)


これはHUCKLEBERRY氏が用意してくれたお昼。
(母親が色々準備していってくれたものを盛り付けてくれた)
シャワーから出てくるとテーブルの上にきれいに
盛り付けて出してくれていました。

やるじゃん!


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大抵抗の末、遂にかーちゃんのおっぱいをちょっと吸ってみる
KAI様。
この私とKAI様のおっぱいにまつわる
抵抗と妥協の関係はしばらく続きそうです。

心折れないよう頑張ります・・・。


KAI様の髪の毛は今のところところどころ金髪、
瞳の色はグレーですが
この後どんなふうに変わっていくのか楽しみなところです。








体験記、読んでくれてありがとうございました。
たくさんの方々にメールやコメントを頂いたり、
岩手のrimさん
ロンドンの萌ちゃん
みたいにブログで紹介してもらったりして
とてもとても嬉しかったです。


DAISY
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by liar-basho | 2010-04-07 16:02 | 母ちゃんになったよ

花の降る日に。その3。

赤ちゃんが生まれた後、
後産等をしているときに
まだ私の隣にいたHUCKLEBERRY氏は
気分不良で危うく倒れそうになっていました。

助産院で丸二日、ずっと私に付き添って
あるときは私に罵られ(痛みのため)
あるときは私のゲロを受け止め(痛みのため)
突然救急車に同乗し
病院に着いてからは
訳もわからないまま放置されていたので
本当に心配だったことでしょう。

そしていざ、陣痛室に入ってみると
お医者さんが私のおなかをこれでもかと押していて
私は苦痛で断末魔のような叫び声をあげていたので
目の前の光景に圧倒されたと思います。

出産後は私も茫然としていましたが
傍から見ていて、苦痛の肩代わりができなかった
HUCKLEBERRY氏は、
それはそれで本当に疲れたと思います。

赤ちゃんは呼吸困難で生まれてきて
生まれてすぐに保育器に入れられました。
そして点滴と抗生物質を投与しなければならない
旨の説明を医師から受けました。

「この状況をどうやって乗り切るか、これから数日が勝負です。」
と小児科のお医者さんに言われました。
その内容を色々HUCKLEBERRY氏に後ほど説明したときに
彼は無言でしたが
ただぎゅっと私の手を握り締めて

「DAISYちゃん、大丈夫だよ。
本当によくがんばったね。」

と言って帰って行きました。
とにかく面会時間が短く
そして赤ちゃんは新生児室のガラス越しに限られた時間しか
見ることのできない病院です。

しかも私たちの赤ちゃんは
他の赤ちゃんたちが新生児室正面の
大きなガラスの真下にずらりと並べられているのに
比べて、一人奥で保育器に入れられています。
生まれたわが子をガラス越しにしか見ることが
できなかったHUCKLEBERRY氏の気持ちは
どうだったのでしょうか。

出産当日は私も彼もとにかくすべてのことが
受け止めるには大きすぎたり、急すぎたりして
気持ちの整理もうまくできなかったし
未だになんか何が起こっているのかよく分からない
という感じでした。

助産院で赤ちゃんの心音が下がって救急車で
運ばれているときから
私はこの出来事が本当に自分の身に起こっているのか
にわかに信じ難く、
「これは嘘だ。」
と高まる鼓動の中思ったりしたのですが
実は助産院から病院へ搬送される際
ちょっとしたトラブルがあり
病院側が
「受け入れられない」
と言って私たちは数分、病院の外、救急車の中で
待機していたのです!!

ニュースで見る
「7病院受け入れ拒否後78歳女性死亡」
等といった言葉がめまぐるしく脳裏をかけめぐりました。
痛くて体は熱いのに背筋が凍るような感じがして
あまりの緊張と恐怖で
全身が焼けた後に凍るような感じがしました。

そのとき陣痛はすでに最高潮に達しており
この病院に受け入れてもらえなかったら(このとき午前4時半)
私たちどうなるんだろう。
赤ちゃんはどうなるんだろう。
というものすごい恐怖が襲ってきて
すべてが破滅の方向に向かって進んでいるようで
あんな怖い思いはしたことがありませんでした。

(幸いその後きちんと受け入れてもらえました。本当に良かった)


その終末感のようなものは出産後は多少薄れてきていたのですが
今度は私はなにか大きな間違いを犯したのでないか
この小さな命を危険に晒してしまったのは
私の責任で、これは取り返しのつかないことになってしまった
という自責の念に苦しめられることになります。
これは出産の肉体的苦痛と同じくらい
私を苦しめました。

何をしていても暗い闇がじわじわ襲ってきて
私の心を覆いつくしてしまいます。
何度も何度も出産時の恐怖がよみがえります。
悪い方向に物事を考えるよりも
これから自分が新しい命のために何ができるかを
考えるほうがずっとだいじだということはわかっているのに
とてもそんな気持ちになれませんでした。

出産当日はベッド上で自分を責め続け、そして
襲ってくるぬぐえない恐怖にただ打ちひしがれて
泣きながら過ごしました。

そして翌朝、部屋に様子を見に来た看護師さんに
新生児室に行って保育器の窓越しに赤ちゃんを触ってもいいと言われ
気持ちを切り替えて、はやる気持ちを抑えて、
赤ちゃんに会いに行きました。


足には抗生物質の注射が、腕には点滴の針が刺されて
いくつかのモニターが保育器の横につけられている赤ちゃんの
姿を見た瞬間、もうまったく自分が抑えられなくなり
さめざめと泣いてしまいました。

「ごめんね。こんなことになってしまった、本当にごめんなさい。」
と赤ちゃんに謝りながら保育器に着いている小さな窓を開けて
指を入れて初めてその小さな命に触れました。

胸が大きく上下しているのが見えます。
「ああ。呼吸をしている。生きてる。がんばって、がんばって、私たちの
ところに生まれてきてくれた。」
と思ったら次から次へ涙があふれてきて
赤ちゃんの顔もからだも全然見えなくなってしまいました。

その時、私が触っていた赤ちゃんの手が動いて
私の指をきゅっと握り締めてくれました。

前の日にHUCKLEBERRY氏が帰り際に
私の手をぎゅっと握りしめてくれたことを
思い出して、私の指を握り締めてくれた赤ちゃんと重なって

「ああ。私たちは家族なんだ。」
と思いました。
重たくて、お湯のように熱くて、大きな感情が足元から頭のてっぺんまで
逆流して私は嗚咽を漏らしながら泣きました。

「ごめんね。でも本当にありがとう。」
と心で思いながら、本当に小さな体の一部だったけれど
母と子初めての触れ合いは終わったのでした。






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初めて対面したとき。
しっかり目を開いてきゅっと私の指を握ってくれた赤ちゃん。
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by liar-basho | 2010-04-06 09:03 | 母ちゃんになったよ

痛みとともに。

出産体験記
「花の降る日に。」
は今日はちょっとお休みです。

生まれてから数日間は保育器に入っていた赤ちゃん、
そこの病院は母親でも三時間毎の授乳の時間にしか
赤ちゃんに会えません。

私の場合は三日間赤ちゃん保育器に入っていたので
その時はもちろんボトルから粉ミルクを飲んでいて
いざ保育器から出てみると

「かーちゃんのおっぱいなんて、どーでもいいし。」
と思ってしまったらしく
楽な哺乳瓶から出る甘いミルクの虜になった赤ちゃんは
私が授乳しようとするともーぎゃんぎゃんないて
大変大変。

結局病院にいる間は私のおっぱいをあげることはできずに
退院後通っていた助産院にヘルプコールをし
助産師さんに授乳指導をしてもらい
今日やっと母乳を吸うことができました。

初めて自分のこどもがその口で自分のおっぱいを
飲んでくれるというのは本当に感激もひとしお!
な瞬間なのだと思いますが
なにせ吸う力が強くて痛い!

あっというまに私の乳首はまっかに腫れあがってしまいました。
そしてその痛みがかなりきびしかったので又ミルクをあげてしまった・・。

私の場合、
一番始めから母乳をあげることは不可能だったのだから
まああせらず、どうしようもないときはミルクに頼って
やっていこうと思います。




それにしても!なんですよ。

乳首はもーヒリヒリヒリヒリだし
出産後便秘でお腹は常に痛いし
会陰切開の傷跡は歩けなくなるほど痛くなる時があるし

もー母ちゃん全身痛いところだらけ・・・。
それでも、自分の側に新しい命がいて
その命を守ることに今すべてをささげているという感覚は
尊くて、そして時に切なくて
なんともいえない、不思議な気持ちです。

DAISY



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退院の日。
初めてわが息子を身近で見、触り、抱くHUCKLEBERRY氏の
一番始めの仕事はお風呂。

(つ´∀`)つ「もーちょっとこう、センチメンタルな気持ちになるかと思ったけど
落とさないことに必死で、感動できなかった。」

とのお言葉。
今日でおうちで三回目のお風呂を終えた今となっては

(つ´∀`)つ「DAISYちゃん、そこ持って!」
(つ´∀`)つ「DAISYちゃん、次はこうしよう!」

とすっかりベテランになりました。
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by liar-basho | 2010-04-05 21:55 | 母ちゃんになったよ

花の降る日に。その2

救急車で助産院から病院に運び込まれた私。
タンカごと救急車から降ろされて病院内に運び込まれたのですが
その時点でずっと手を握っていてくれたHUCKLEBERRY氏と
離れ離れになってしまいました。

分娩室に運ばれて
助産師さん、お医者さん両方来て内診したのですが

「もう帝王切開にしてください!そうしないと、赤ちゃんが死んじゃう!」
と私はすがって泣きました。

でも(もちろん)冷静なお医者さんに

「もう子宮口がほとんど全開に近いから、切ってるより
下から出したほうが早いよ。」

と言われ、普通分娩に。
今まで丁寧に丁寧に私に接してくれていた
助産院の助産師さんはもういなくて
代わりに私には酸素マスクが付けられ

「赤ちゃんに酸素を送るからね、呼吸が弱くなってるから、
体の中で。いきむとき以外は大きく深呼吸して赤ちゃんにお母さんから
酸素を送ってあげて。」

と言われ、全く言われていることの意味がわからず
頭が混乱しました。

激痛が波のように襲ってきて、ピークに達し、
そしてまた少しずつひいていきます。
酸素マスクをつけて私はボロボロに泣きながら
赤ちゃんに酸素を送るたびに必死で深呼吸をしました。

両足を開かれて
器具で固定され、お医者さんが何か処置を施したのがわかりました。
それが内臓をえぐり取られるような激痛で
脳天が破裂するかと思いました。

陣痛の波(陣痛は痛いけど我慢できた)
に合わせて何度かお医者さんに同じことをされ、
(多分子宮内に手を入れて何かをしていたのだと思われる)
もう何時間も何も食べていなかったのに
口から体の中のものが出そうな感覚に陥って
あまりの痛みに気が遠くなりました。

そして陣痛の大きな波が来たときに
今まで下方にいたお医者さんが私のお腹の位置に移動して

「今だ!はいいきんで!」
と言われて渾身の力を込めていきむと
お医者さんがそれに合わせて
私のお腹を何度か思い切り押しました。

これが忘れられない痛みで、
数日たってからもその場面を思い出して
眠れなくなったりしたのですが

「ぐええええええ。」
と叫びながら、でも必死で
もう本当に無我夢中でいきみました。

そして隣の看護師さんに
「HUCKLEBERRYを呼んでください!私の主人です!」
と頼んだ事までは覚えているのですが

そこから先はあまりにも壮絶で記憶が一部飛んだりしています。
生まれる五分くらい前にHUCKLEBERRY氏が
私の横に到着、
ちらっと見えた時の顔が真っ青で苦痛にゆがんでいました。
それでも

「DAISYちゃん、大丈夫!」
「DAISYちゃん、がんばれ!」
ときれぎれに遠くのほうでぼんやり彼の声が聞こえました。

そして何度目かの地獄のような陣痛プラス強圧の後
HUCKLEBERRY氏の
「Almost there! DAISY!」


もうちょっとだよ、がんばれ!

という声が聞こえたと思ったら
今まで経験したことのない最大級の痛みが全身を襲い
お医者さんがお腹を連続で何回か押し
意識が飛びそうになったところで

「DAISY!IT‘S A BOY!!」

というHUCKLEBERRY氏の声が聞こえ
涙の向こうに何かが見えたと思った瞬間
今までの痛みから嘘のように解放されました。

赤ちゃんが生まれたことがわかった私は
全身から力が抜けて
そのまま分娩台の上で
放心状態になりました。

赤ちゃんはそのとき危険な状態ですぐに
どこかへ連れて行かれてしまい
HUCKLEBERRY氏も分娩室の外に出されてしまいました。

一人残った私は
ずっとお世話になっていた助産師さんの

「終わらないお産っていうのはないんだから。」
という言葉を思い出して

「今、終わったんだ・・・。そのときがきたんだ・・・。」
とその言葉の意味をかみしめていました。



















と、ゆーわけで



赤ちゃんはベイビーボーイでした!!!!

びっくり。
私はなんとなーく女の子かなーと思っていたので。


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オチンチンをちゃんと書いていた
ららちゃん(神奈川県大和市)
大正解!!





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ロッキンチェアーで赤ちゃんとHUCLEBERRY氏。
ふたりとも、眠い眠い。


「花の降る日に」
続く・・・。


なかなか衝撃的な内容が続いているかもしれませんが
赤ちゃんは今は元気です。ご心配なく。
そこまでまたいろんなドラマがありましたけれども。

もしコメントしてくれる方は良かったらDAISYと赤ちゃんをほめてやってください。
てゆーかほめて。



DAISY
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by liar-basho | 2010-04-04 17:23 | 母ちゃんになったよ